THE 左向き

人に生き物の絵を描かせると、たいがいが右向き(向かって左向き)の物を描くらしい。どういう心理でそうなるのかは、とりあえず無視して、その習慣のせいか左向きの絵は「後退」をイメージさせるらしい。つまり右向きは「前進」なのだそうだ。私はよく「後退」の絵を描く。意識してそれを描く。そして私は友達の隣を一緒になって歩く時、必ず左側にいる。私から見ると友達はいつも「前進」で、私はいつでも「後退」なのだ。だから私は意識して絵を描く時、左向き(えぇっと、向かって右向きね。ややこしいなぁ。)にする。

気にしてそこらへんに転がっているイラストを見ると、揃いも揃って同じ方向を向いている。これはかなり気持ち悪い。あまり覚えてないので堂々とは言えないが横断歩道の青信号なんかも確か右向きだったハズである。なんでや?そんなに「前進」は大事なんか?中には落ち込んでるやつもおるやろうに、それでも「前進」なんか?そういう弱ってるやつを無視した行動は「弱者に強く」の道徳者として許せないよね?じゃあ、もう、落ち込んでるやつは左向きでええやんか。

正義感あふれるガル健は弱者の為におおいに戦い、左向きの応援を精一杯やってみるのでした。